google analytics 基本用語

サイト改善を行う上で導入必須ツールともいえるGoogle Analytics。そんなアナリティクスですが、初心者の方が初めて使う際に感じるであろう事が、見たことも無い専門用語に困惑するといったことではないでしょうか。

一見、難しそうに見えがちなアナリティクスですが英語の勉強と同様、単語の意味さえ分かってしまえば何となく使えてしまうものです。

そこで今回は、Google アナリティクスの基本用語11について解説していきたいと思います。

基本的な用語を覚えるだけでアナリティクスへの理解が深まり、今まで見えなかったものが見えてくるようになってきます!まずはここで紹介する用語をしっかり覚えていってください。

基本ワードを覚えよう!

  1. セッション
  2. ユーザー
  3. ページビュー(PV)
  4. ページ/セッション
  5. 新規セッション率
  6. 平均セッション率
  7. コンバージョン(CV)
  8. 直帰率
  9. 離脱率
  10. 参照元
  11. チャネル

セッション

セッションとは、ユーザーがあなたのサイトを訪問した回数のことです。

ページプレビュー(PV)※後述 と混同されやすいので注意しましょう。セッションが訪問回数なのに対して、PVはサイト内で読まれたページ数になります。

またセッションは"ユーザーがサイトに入ってから、出ていく(離脱する)までの一連の流れ"を表した用語としての意味も持っています。

セッションのカウントのされ方

ユーザーが別のサイトからあなたのサイトへ出戻ってきた場合、「30分以内の再訪」か「30分経過してからの再訪」かによってセッションの数え方は変わります。

具体的には、以下のようにアナリティクスではカウントされます。

  • 30分以内の再訪=セッションの加算はされない
  • 30分経過の再訪=セッションに+1加算される
※セッション数の留意点
・ユーザーがサイトを開きっぱなしにした状態(ユーザー行動が行われていない状態)が30分以上経過すると、セッションは切れる
・流入元が違う場合、離脱から30分以内でも新しいセッションとして加算される
・日付をまたいだ場合、セッションは切れる

ユーザー

ユーザーは、あなたのサイトを訪問した人数のことです。主に、あなたのサイトを何人が利用してくれているのかを見る指標となります。

ユーザーは文字通り、人数をカウントした数値となるため、同一人物が計測期間内にどれだけページを閲覧したとしても、何度訪問したとしても「1(人)」としてカウントされます。

逆に3人の異なるユーザーが訪れた場合には、ユーザー数は3としてカウントされます。

※同じユーザーでも、違うデバイスで流入した場合は、ユーザー数は新しくカウントされる

ページビュー

ページビュー(PV)は、サイト内で読まれたページ数のことです。

「次のページに遷移→元のページに戻る」といった行動、ページ再読み込みを行った場合、それぞれ1PVとしてカウントされます。

ページ/セッション

ページ/セッションは、1回の訪問につき、平均何ページ閲覧されているかを知るための指標のことです。

閲覧率や訪問率、利用率が高いページを割り出す際に参考とする指標になります。ちなみに計算式は「ページビュー÷セッション数」です。

新規セッション率

新規セッション率は、すべてのセッション数に対して、あなたのサイトに初めて訪れたユーザーの割合のことです。

例えば、全体セッション数が1,000だったとして、このうち500人が新規ユーザーだった場合、新規セッション率は50%となります。

平均セッション時間

平均セッション時間は、1回のセッションにつき、ユーザーが平均してどれくらいの時間サイトに滞在しているかを見るための指標です。

この指標によってページごとの興味関心の度合い、ユーザーニーズとのマッチ度を測ることが出来ます。要するにユーザーが興味のないページは平均セッション時間が短く、ニーズに合うページは平均セッション時間が長くなります。

コンバージョン(CV)

コンバージョン(CV)はWEBサイトにおける目標達成(成果)のことです。

例えば、訪問したユーザーがあなたの設定した目標「メルマガ登録」を行った場合、「1CV」としてカウントします。

直帰率

直帰率は、ユーザーが「初めて訪れたページ」でどれくらい離脱しているかを表す割合です。

例えば、あるページに100セッションあったとして、うち20人がページ内を遷移せず、その場でサイトを離脱した場合、直帰率20%となります。

離脱率

離脱率は、全てのページビューのうち、そのページが最後のページとなった割合です。

直帰率と混同しやすいため、簡素にまとめると以下のようになります。

  • 直帰率:最初に訪問したページで離脱した割合
  • 離脱率:最終的にそのページで離脱した割合

例えば、ECサイト。魅了的なTOPページがあったとして、肝心の商品ページが最悪だとします。この場合、TOPページでは離脱が少ないものの、"商品ページが離脱のキッカケ"となり、商品ページの離脱率が高くなります。

参照元

参照元は、ユーザーがあなたのサイトに訪問するきっかけとなった直前のアクセス元(流入元)のことです

例えば、芸能人のInstagramを閲覧中、投稿内に「ファッションサイト」へのリンクが貼られていたとします。そこからファッションサイトにアクセスした場合、そのセッションの参照元は「Instagram」となります。

その他、Google検索からアクセスした場合は「Google」、Facebookからであれば「Facebook」が参照元となります。

※ブックマークからアクセスした場合、ブックマーク登録前に訪問したサイトが参照元となる

チャネル


チャネルは、ユーザーがあなたのサイトに訪問するきっかけとなった様々な参照元をグループでまとめた指標のことです。

先の例にならうと、「Instagram」「Twitter」「Facebook」が参照元の場合、チャネルの表記は「Social」となります。訪問経路をグループ化して把握することが可能で、ここで訪問の全体像を把握することができます。

【標準設定されているチャネル一覧】

※チャネルは膨大な量になってしまうので、Google アナリティクスでは「デフォルトチャネルグループ」として上記の項目を標準設定しています
※チャネルは独自にカスタマイズすることもできます

まとめ

今回は、アナリティクスを扱う上で、初心者がまず覚えておくべき基本用語を紹介させていただきました。

混同しやすい用語に注意して、少しずつ基本用語を押さえていきましょう。

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